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スイス最大の都市チューリッヒは、壮大なアルプス山脈を巡るキャンピングカー旅行の出発点として絶好のロケーションです。人気の貸出場所としては、ジュネーブ、バーゼル、ベルンなどがあります。ここから国境を越え、隣国のオーストリア、ドイツ、イタリアへと冒険の旅に出かける方も大勢います。アルプス地方を周遊するなら、便利な乗り捨てレンタル（ワンウェイレンタル）の利用も検討してみましょう。

チューリッヒ周辺をキャンピングカーでドライブ：知っておきたい交通ルールと留意点

• スイスで運転するには、有効な日本の運転免許証と国際運転免許証（IDP）が必要です。
• 車両総重量3.5トンまでの車で高速道路を走行するには、年間40スイスフランのヴィニエット（高速道路利用ステッカー）の購入が必要です。有効期間は購入時から14ヶ月間です。
• 車両総重量3.5トンを超える大型キャンピングカーは、国境を越える際や各州（カントン）に入る際に、別途、重量車両税を支払う必要があります。
• 高速道路A1号線の北側バイパスとグプリストトンネルは、朝夕のラッシュ時には特に激しい渋滞が発生しやすいため、移動は07:00より前、または09:30以降に計画することをおすすめします。
• チューリッヒには常設の低排出ゾーン（LEZ）はありませんが、大気汚染警報が発令された場合には、一時的に速度制限が強化されたり、旧式のエンジンを搭載した車両の乗り入れが禁止されたりすることがあります。
• ジルクヴァイ（Sihlquai）やアルトシュテッテン（Altstetten）にあるパークアンドライド駐車場を利用すると、料金に公共交通機関の1日乗車券が含まれている場合があり、旧市街までわずか数分でアクセスできるため大変便利です。
• クラウゼン峠やゴッタルド峠といったアルプスの峠道は、例年、初雪の後に冬季閉鎖となります。ドライブ旅行に出かける前には、TCS（スイス自動車クラブ）のウェブサイトなどで最新の道路情報を必ず確認しましょう。
• キャンピングカーでの宿泊が許可されているのは、指定されたRVパークやキャンプ場のみです。「フリーキャンプ」や「ワイルドキャンプ」といった、指定場所以外での宿泊は原則として禁止されています。一般の路上駐車場では、オーニング（日よけ）、ステップ、レベリングブロックなどを車外に展開せず、完全に収納した状態であれば、短時間の休憩は黙認されることもありますが、宿泊は基本的に認められていませんので、必ず指定された場所を利用しましょう。

おすすめのキャンピングカー滞在場所

Wohnmobilstellplatz（ヴォーンモビールシュテルプラッツ） は、スイスのドイツ語圏で「キャンピングカー専用の駐車スペース」を指す言葉です。これらはキャンピングカー専用に整備されたエリアで、多くの場合、給水設備や汚水処理設備が整っています。利用料金は1泊あたり約10～25スイスフランです。